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俺様な姫と二人の侍 1

 21, 2011 01:40
都合により「天使の箱庭」からの加筆修正分の移行です。
読んでない方は暇潰しに読んで下されば嬉しいです(*^_^*)
3Pありです(苦手な方はスルーして下さいネ)




 四つん這いになっている大地の尻は左右から二人の男によって開かれていた。二人の男の指はそれぞれ大地の中で緩々と泳いでいる。
「姫、指増やしていい?」大地は黙って頷いた。

 そう聞いてきたのは、木崎 空(きざき そら)21歳 大学3年だ。
「あー俺もー」こいつは木崎 海(きざき かい)21歳 同じく大学3年。
 そう、こいつらは一卵性双生児で大地の幼馴染。

 頷いてから大地は慌てて「やっぱ駄目!増やすって事はいきなり4本になるんじゃん!」
「駄目だよ、もう」
「あっ……くそっ……壊れる―――」
「大丈夫だよ、優しくするから」海が言うと
「そう、物理的には何とかなる!」と空も言葉を繋げるのだ。

「ふざけんなよー!」
「姫余裕じゃん」
「姫言うなー!」

 4本の指で広げられ4本別々の動きをされた日には堪らない。
「うっ……あぁぁ……っ」
「ここはどうだ?」中のいい所を擦られた「あああぁぁ―――」もう指だけでイきそうになる。「姫、まだ駄目だよ」空がそう言って大地の芯を握り込んだ。「あっ…馬鹿空、イかせろ!」「駄目だよ姫は自分がイっちゃうと、もう止めるって言うから」

 姫と呼ばれるのは姫野 大地(ひめの だいち)20歳、大学3年だ。誕生日がこの双子よりも3ヶ月遅いから、大地だけまだ20歳なのだ。
 それぞれ尻を抱えているこいつらに別に強姦されている訳でもなかった。ま、元を正せば大地のせいなのだが……二人に迫られ、どっちも好きだから選べないと言うと 双子で「お前が諦めろ」「いや俺の方がずっと先に好きになった」とか、くだらない言い争いに発展してしまい、つい「お前ら二人で一人なんだからどっちでも同じだよ」と言ってしまった。

「ふーん、二人で一人なら一緒でいいよな」(ヤバイ!空の目が光った。)
 頭でも口でもこいつに敵わない。どう言っても言いくるめられるのは目に見えている。
結局こういう構図になってしまったのだ……大地の後孔は無骨な4本の指を受け入れ限界だった。「あっ……あぁ・・バカやめろっ」広げられ薄くなった皮膚を舐められた。こんな事をするのは海だと見なくても判ってしまう。
「気持ちいい?中締め付けてきているぞ」
「あぁぁぁぁぁ……イイ……」
「もうイきたい……イかせろ!」
「だーめ」
「お願いだから・・海・・止めるって言わないから・・あぁ・・お願い」
『お強請りは海の方がきいてくれるのを判っているから海に向けて言う』

「空、可哀相だから一度イかせてやろうぜ」
「姫、1回だけだからね、イったら今度はリボンだからね」
 大地は只、こくこくと頷くだけだった。空に堰き止められていた芯に血が通い、そしてそのまま扱かれた。
「あああああぁ……あっ!イクッ―――」
大地は白濁を空の手の中に放って肩で息をしているけど、二人の指はまだ大地の中に入ったままだ。

「ふー疲れた……指抜いて!」だが抜かれたのは空の指だけだったので「海!抜けよ!」と乱暴に言った。「姫だめだよ、約束だからね」空の指が抜けたのは止めた訳じゃなく、リボンを取りに行くためだった事にようやく大地は気づいた。

「ちっ……」
「もう大人なんだから、約束は守らなくっちゃね」空に諭すように言われて「まともな大人がこんな事やるかよ!」と罵声を浴びせると空の目が光った。
「そうだね姫……まともな大人じゃないから、まともじゃない事やろうね」

『しまった!墓穴ほったか?』「かーいー」甘えた声で海を呼んでみるが返事がない……
振り返って見るともう臨戦態勢だった……
「仕方ない……でも明日絶対休めないゼミあるんだからな!1回ずつだかんなー」
「わかったよ」
そう言いながら大地の尻を撫で回しているのは野球バカの海だった。


 もう無理……指1本動かせない。
「ふざけんなよ……」怒りの声にも力が入らない。
「約束通り1回だけだろう?」海が剥れるが「お前の1回は長いんだよ!!納得いかない」
『くそっ、次からは時間10分ずつって言おう……』と内心大地は自分の失敗を繰り返さないように心に決めた。ぐったりした大地の尻の後ろに海が回り込んだ。
「中綺麗にするから……」「海はヤダ、空やって」と言うと渋々空と交代している。

 海は基本優しい、その上野球で鍛えたタコのある指で優しく掻き回されたらこっちが堪らなくなってしまう。その点空は冷静で事務的に事をこなすからこういう役は空が適任だった。

「海、マッサージして」海は嬉しそうに大地の体を丁寧にマッサージしてくれている。
野球部で今はマッサージされる側の人間だが、かつては先輩達のマッサージやっていただけあって上手い。本当に大地はこの二人の良いとこ取りをしていると思った。

「姫綺麗になったよ、少し休んだらお風呂入ろうね」
「ん……眠い……」
そして大地が朝目覚めた時には、髪も体もさらさらの状態になっているのだ。案の定次の朝起き上がろうとしたら足腰が立たない。
 うう・・今日は大学行きたい、イヤ行かなくてはならない。「空ぁー、海ぃー」大地はドアの外に向かって叫んだ。

「大地!どうした?」大地の大声に二人同時に部屋に飛び込んで来た。大地たち3人の幼馴染は共同生活をしていた。4万円ずつの家賃の負担で、都内から少し外れた所に3LDKのマンションを借りている。バラバラに住むよりはずっと経済的だったのだ。それ以外に3万水道光熱費と食費(共同で食べる分だけ)10万円の仕送りの大地は残り4万円で、携帯代から小遣いまで賄わなければならない。

「歩けないだろ!海お前のせいだ!」
「あー酷いなぁ、姫だって喜んでいたくせに・・・それに空だって同じだろ?」
「空とお前じゃサイズが違うだろ!」
「双子だもん、おんなじだよ」
「お前のはあっちにも筋肉付いているんだよ!」
「ふーん」何だか海は嬉しそうだ。
この二人は、普段は「大地」って呼ぶくせにH関係の時には「姫」と呼ぶのだ。よく器用に使い分け出来るもんだ、と感心もする。
「仕方ないな……オンブでもしようか?」恥ずかしい事を平気な顔で提案するのは空だ。「やだ!理由聞かれたら一体何って答えるんだよ」「……やり過ぎましたとか?」大地は海の頭を平手で殴るが、痛くも痒くも無いって顔しているし……「ちょっと待って」その時空に名案が浮かんだみたいだ。戻って来ると手に包帯と湿布?呆然としている大地の足に湿布を貼り、包帯を巻きつけている。
「ちょっと何してんだよ?」伸縮性の高い包帯は最後をグイッと捩じ込めば完成。

「ほら、これならオンブでも恥ずかしくないだろう?」
 空がにっこり微笑む、この有無を言わせない笑顔には誰も反論出来ない。
「うう―――」
「じゃ俺がオンブなー、姫をオンブするなんてガキの頃以来だなぁ……」ここで姫って言われるのは何かいやーな気分だ。
「姫言ってんじゃねーよ!腹減った!」

 その日結局大地は海の背中におぶさったまま大学の門を潜った。
「やーっ姫野君かわいいー」
「おっ、大地どうしたんだぁ子供みたいだなぁ」などと知り合いの揶揄する声を受けながら海の耳元でぼそっと囁く「う・ざ・い」その囁きを聞いて、海は大地を背負ったまま小走りに構内に向かった。

「おい、トイレはどうするんだよ?」そう聞くと海は同じ野球部の学生に大地の世話を頼んでさっさと自分の学部へ行ってしまった。
「ったく……」
 3人とも学部が違うので、こればっかりは仕方ない。昼飯までトイレを我慢するしかない。

 結局昼までトイレを我慢して3人で学食へ行くと空が「俺は今日実験室に篭るから、帰りは海頼むよ」と言った。「おう」海はそう言いながらカツ丼を掻きこんでいた。
「海、大丈夫だろうな?忘れるなよ?」
「午後の講義1つだから、終わったら迎えに行くから待っていて」

『終わったら迎えに行くから待っていて…………』大地は心の中で復唱した……




9話分を6話にまとめてあります。
1日2話ずつの更新になります。

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