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雨の日に出逢って 11

 22, 2010 22:04
「ねえ毛利さん、大人のオモチャって何処で売ってるの?」
遥の隣の席にいる毛利は紙コップの珈琲を吹き出さんばかり驚いた。
「お・お前朝っぱらから何言ってんの?」
3つ先輩の毛利は結構な世話焼きで、飲み会の幹事とかも上手くこなしていた。

「前に、出産祝いのオモチャ買いに行ったでしょ?あそこに売ってる?」
「い・いや・・・多分売ってない・・いや絶対売ってない」
気を取り直した毛利の言葉に遥が溜息を吐く。
「そっか・・・・あそこは広くて色々なオモチャ売ってたから、あると思ったんだけどなぁ」

「ハル・・大人のオモチャって知ってるのか?」
「え?大人が遊ぶオモチャでしょ?」
「い・いや・・・ま・・そうなんだけど・・・その・・・まぁ・・」
「あっ!酒井さんなら知ってるかな?」

酒井は遥よりも大分年上の子持ちの女性だ。
立ち上がろうとした遥を毛利が止めた。
「ちょ・ちょっと待て、酒井さんに殴られるぞ」
「そ・そう?あぁオモチャで遊ぶ年でもないか・・・」
違う所で納得している遥に向かって
「ハル・・欲しいの?オモチャ?」

「う・・うん・・・その・・恋人が欲しいって言うから・・
でもあいつまだ学生だし、僕社会人だしまだボーナスだって使ってないから
僕が買ってあげようかな?って思って」
嬉し恥ずかしそうに言う遥に
「そ・そっか・・その恋人は判ってるみたいだな・・」
つい想像してニヤニヤしてしまう毛利が、
「俺が買って来てやるよ」と言うから遥は驚いた

「えっ!本当に!あぁ僕も一緒に行くよ」
「いや・・ハルは来ない方がいい、興奮するといけないから」
毛利は何も知らない遥が使う前に止めたらつまらないと思った。

遥は毛利と一緒に出産祝いを買いに行った時に
あまりの品揃えと、子供向きの綺麗な色に興奮してひとりで騒いで
興奮していた自分を思い出し納得してしまった。
「じゃお願いしていいですか?」にっこり笑う遥に
「で、予算は?」
「う・・ん・・2万円?あ、やっぱ3万円?」

紙コップに残った珈琲を勢いよく飲んでいた毛利が完全に咽た。
「ど・・どんだけ?」
「えっ?足りない?」
「いや、充分だから、それにしてもハルに恋人が居たなんて・・」
「こ・恋人・・・・」
遥は週末の交わりを思い出して、顔が熱くなってきた。


M字に開脚された脚の間を瀬名の舌と掌が這い回り、
口だけで1度イカされ、そして瀬名の固いペニスを受け入れる頃には
もう遥もぐちゃぐちゃに蕩けていた。

『あぁん・・・・せなぁ・・・・』
思い出しただけで、後ろが疼いて体が熱くなって来た。
「・・ハル・・ハル?大丈夫か?勃ってるぞ」
毛利の視線が遥の下半身に向いていた。
「えー?いやぁ・・・・」
その声がやけに色っぽくて、毛利が固唾を飲んだ。

「やぁん・・・毛利さんどうしよう?」
そう言いながら椅子に座ったまま机にぴったり貼りついた。
これなら下半身が机の下だ、他からは見えないだろう。
「ハル・・朝礼どうする?トイレで抜いて来たら?」
何だか毛利は面白がっているみたいだ。

「えっ・・・トイレで・・・・僕ひとりで?」
瀬名が先っぽにちゅっとしてくれれば、直ぐに出るのにと思ってしまったから大変。
「あ~毛利さーん・・・もっと大きくなっちゃったぁ・・」
遥の情けない声に呆れながらも「トイレまで行けるか?」と声を掛けると
「は・はい・・・・でもどうやって?このまま歩いたら直ぐにバレちゃう・・・」

「仕方無いな・・・ハル目を瞑ってて」
そして毛利は遥を横抱きにした。
「あ・・・毛利さん?」
「大丈夫、貧血で誤魔化そう、ハルは具合悪そうな振りしておけよ」
「う・・うん」
何とも朝っぱらから情けない状態の遥だった。

お姫様抱っこされてる遥に気づいた周りの職員が
「あれ?ハルチャンどうしたの?具合悪いの?」
「あーハルどうした?俺がオンブしてやろうか?」
などと、半分野次のような言葉が飛び交った。

「おぉハルもてもてだな」
遥を抱えている毛利が揶揄するように耳元で呟いた。
「も・・・早くぅ毛利さん」
遥はこの状況がいつ皆にバレるのかドキドキしていた。

「おう椿どうした?風邪か?顔が赤いぞ」
「か・課長・・・・・ちょ・ちょっと・・・あの・・・・」
「課長、ちょっと医務室に連れて行って来ますよ」
毛利の言葉に課長が「ああ無理するな」と労りの声を掛けてくれた。

大またで歩く毛利の腕の中で「あぁ楽ちん」などと
のんびりした事を言い出した遥に失笑しながら
「全く、こんなんで女悦ばせてやれてるのか?」
毛利にしてみれば、この腕にすっぽり収まっている遥が
どういう風にして女性に接しているのか不思議だった。

だが彼女が大人のオモチャを欲しがるくらいじゃ
満足させてないのだろうと勝手に解釈していた。
医務室までの道のりがやけに長く感じた。
途中あっちこちから掛けられる声も、無視したいが
こんな事で強面の先輩に睨まれたら損だから、軽く言葉を返す。

やっと医務室に辿り着いた時には、遥の顔がさっきよりも赤くなってるようだった。
「おい、大丈夫か?顔赤いぞ・・」
「う・・うう・・・・」
遥は抱かれていると、毛利の歩く振動にペニスが擦られ今にも爆発しそうになっていた。

「一人で大丈夫か?何かエロイ事でも考えろよ」
「毛利さん・・・あっち行ってて・・・」
「見ててやるよ、その方が感じるかもしれないぞ」揶揄する毛利にドキッとしてしまう。
「ダメぇ・・・恥ずかしいから・・・早く・・・もう我慢出来ないんだからぁ・・」
切羽詰っている遥を見て呆れる。

「じゃ、入り口で見張ってるから、さっさと抜いて来い」
「は・・はい」
毛利が出て行くと、遥はズボンのファスナーを下ろし
そっと自分のペニスを窮屈な下着の中から取り出した。

『エロイ事・・・・・う・・・ん?エロイ事・・・・』
遥は週末後ろを舐められ、指を入れられた瞬間の事を思い出した。
「あぁぁん・・・せなぁ・・・」
そしてたったの3回程で、遥は自分の手の中に白濁を飛ばした。
「あ・・っ・・早い」
遥は今まで一人でやってこんなに早かったのは初めてだった。
何故だかそんな自分に大いに満足した。

洗面台で手を綺麗に洗って、身支度してドアを開けた。
「毛利さん、お待たせぇー」
「は!早ッ・・それになんだその無駄な明るさは・・」
「さ、早く行きましょう朝礼始まりますよぉ」

すっきりした顔の遥に急かされて
何となく、すっきりしない毛利が遥の後を着いて歩いた。
「本当に出したのか?」やはり納得行かなくて毛利は聞いてみた。
「はいっ!いっぱい出ました」
「そ・・そっか良かったな・・」

遥は週末に散々イカされたのに、また沢山出た自分に満足していた。
「うふふふ・・・」
遥の幸せそうで、そして不気味な笑みに毛利は「ま、いいか」
と無理矢理自分に納得させた。


そして2日後に綺麗にラッピングされた段ボールを抱えて毛利が
遥の部屋のチャイムを鳴らした。




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「天使の箱庭」からの転載で申し訳ございません^^;


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