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雨の日に出逢って 10

 22, 2010 22:00
瀬名の唇が遥の先っぽをちゅっと吸い上げた。
「ひゃーっ!瀬名ぁダメぇ・・・・邪魔しないで」
遥のクレームに瀬名の動きが止まった。
『えっ!邪魔ですかっ?』

そんな遥に少しむかついた瀬名は無視して
今度は舌先で鈴口を突付いてやった。
「あぁ~ん・・・・瀬名ぁ・・・・もっと・・」
邪魔者扱いした舌の根も乾かないうちに強請る遥に苦笑しながらも
「どっち?邪魔?それとも続けていいの?」と聞くと

「う・・・仕方ないなぁ・・・」全くもって上から目線の遥だ。
「遥、今度ひとりでも上手に出来るようにオモチャ買ってやるよ」
と瀬名が言うと
「オモチャ?僕オモチャで遊ぶ程子供じゃないよ?」
遥は少し憮然として言う。

「違うよ、大人のオモチャ、ウィ~ンって電池で動くやつ」
「・・電池で・・ウィ~ン?」
遥には全く想像できないようだった。
「ウィ~ン・・・・・・?」
まだその言葉を繰り返している、遥のペニスを口腔に含んだ。

「あ・・・っ」
口腔の熱さと、裏筋を舐め上げる舌の感触に遥が小さく喘いだ。
「ああっ・・・瀬名」
遥は気持ちの良い感覚に瀬名が慣れてる事に気づいた。
そう思った途端遥の胸にチクンと針が刺さったような気がした。

「あ・・・せな・・・上手だね・・・・」
遥の声のトーンが気になって、顔を上げると
遥は目をうるうるさせて瀬名の顔を見ていた。
「・・・はるか?」

「ご・ごめん・・・・瀬名が他の誰かにもこんな事をしたんだ・・と思うと切なくて」
「馬鹿だなぁ・・・正直に言って、してもらった事はある。
だけど俺がしたのは遥だけだから」
「・・・してもらったんだ・・・・」
「遥と出会う前の話だよ」

「もしかしてSEXもした?」
「・・・したよ」
「な・・何回?」
「えっ・・・何回と聞かれても・・・・」
「去年半年だけ付き合った・・・回数までは覚えてないよ」
「覚えてない程沢山・・・・」
落ち込む遥に向かって
「終わった事だし、今もこれからも遥だけだから・・・」

「これからは僕だけ?本当に?」
「ああ、だから遥も浮気したら駄目だからな・・」
「う・浮気なんかする筈ないよ」
「イク時に他の男の名前呼ぶのも駄目だからな・・」
「そんな・・呼ぶ訳ないよ」

やはりあの時にジミーの名前を呼んだ事など判っていなかった遥だ。
「遥この前ジミーって言ったの覚えてないだろ?」
「僕が・・・ジミーの名前を?そんな筈ないっ!」
そう言ってはみたものの、あの時
ジミーが言った通り気持ち良いと思ったから・・・・もしかして・・・・そう内心で思い直した。

「瀬名・・・・もし・・もしもだよ?僕がジミーの名前を呼んだとしたら・・・どうするの?」
「だからお仕置きするって言っただろう?」
「いやぁ・・・もしかして押入れに閉じ込める?」
「押入れないし・・・」
「じゃ・・・食事抜きとか?」
「子供じゃないんだから・・・・恋人同士のお仕置きだよ」

「恋人同士・・・」
遥はその言葉が嬉しくて、顔が緩んでしまう。
「じゃいいよ・・・恋人同士のお仕置きなら」
「本当に?じゃ今度色々道具揃えておくから・・遥に拒否権は無いからな」
「・・・道具?」
その言葉に顔が強張ってしまう・・・
「ギ・・ギロチンとかは使わないよね?」

そんな遥に溜息を吐きながら
「遥・・・そろそろ挿れたいんだけど・・・・」
遥と話していると、色事からどんどん遠ざかってしまうような気がして瀬名が切り出した。
「あ・・・挿れ・・・・」
瀬名のその言葉にピクンと体が反応してしまう・・・

「遥、上も脱いで」
今の遥は下だけを寝ている間に瀬名に脱がされ、ちょっと間抜けな格好だ。
遥が恥ずかしそうにパジャマのボタンを外した。
「じゃ、ここに寝て・・・両膝を立てて」
瀬名の言葉の通りに遥が動いている。

「あん・・・これ恥ずかしいよ・・・」
「恥ずかしくないよ、ほらもっと脚開いて」
おずおずと、少しだけ脚を開く遥の両膝をぐっと押し広げた。
「ああん・・・・」
瀬名に見られていると思っただけで、遥の体は熱を帯びてくる。

「遥・・・感じてるんだ・・・」
「う・うん・・・・だってこれから瀬名のペニスが僕の中に入って来ると思ったら
凄く嬉しくて・・・興奮しちゃう・・・」
「俺も嬉しいよ、遥の中ぐちゃぐちゃにしたい・・」
瀬名の目も色に染まって来た。

「あぁ・・・ぐちゃぐちゃにして・・・」
「遥・・可愛い」
そう言いながら瀬名が遥の内腿を唇でなぞって行った。




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「天使の箱庭」からの転載で申し訳ございません^^;


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