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同人誌番外 空を見上げれば 4

 24, 2011 00:00
「苦しいか仁?」
「いえ……もう何本でも入れちゃって下さい」
そんな仁に口元を緩めた虎太郎が、仁の中を探るように指を動かしていた。

「やああっ、ああっ、そこ何か変……」
触られてもいない仁のペニスがぐんと上を向いてしまった。
「ここか……仁のいい所は」
呟くような声のあと、執拗にその場所を指で攻められ、仁はおかしくなりそうな気持ちの中喘いでいた。
「ああん……あっ……だめ……出ちゃう……出ますコタロウさん……そこ触らないで下さい」

「仁いい子だ、だいぶ拡がって来たぞ、もう一本指増やすから、大人しくしているんだぞ」などと言われ仁はコクンと頷いた。
「あっ……あ……っ……熱い」
三本の指を中でバラバラに動かされれば、不思議な感覚が体の奥から芽生えてきて、仁は戸惑った。
「コ……コタロウさん……どうしよう?」
「今度は何だ?」
「俺……何だか変な気分になってきました……」
「感じているって事だよ、素質あるよ仁は」
「素質……」
虎太郎に褒められ気を良くした仁は、口元を緩め、またその変な感覚に身を委ねた。

「そろそろいいかな?」
そう言って虎太郎は三本全ての指を抜き取った。強張っていた仁の体から同時に力が抜け崩れ落ちそうになったが、今度はその腰を掴まれ高めに引き上げられた。

そんな体勢が凄く恥ずかしくて「ああっ……それ恥ずかしいっす」と身を捩った時に、熱く質感のある物が今まで指を咥えていた後孔に押し当てられた。
その時になって仁は初めて怖いという気持ちが芽生えてきた。
「ああっ……コタロウさん……俺ちょっと怖いっす」
「大丈夫だ、全て俺に任せろ」

虎太郎の言葉が終わらないうちに、引き裂かれるような痛みが孔を襲った。
「あああっ!ダメっす、やっぱ痛いです。無理、無理、あぁ裂けるからっ!」
信じられないサイズに仁が慄き叫んだ。
「最初だけだ、我慢しろ。男だろ?」

(男だろ……男だろ……そうだ俺は男だ)すっかり虎太郎のペースに嵌った仁はその襲い来る痛みを唇を噛んで堪えた。
肉壁いっぱいに虎太郎の太いペニスが挿入され始めた。
「ううっ……」(やっぱ痛いよぉ)でもその泣き言は声に出す訳にはいかなかった。

男と見込まれての儀式、立派に済まそうと仁は堪えた。
ぎゅうぎゅうと内肉が拡げられて、全てが埋まった。と仁は思った。

「あと半分だ、もう少し頑張れ」
虎太郎に声を掛けられ、ぽたっと涙が零れた。それは生理的な涙だったのだが、仁は自分が泣いてしまった事が男として恥ずかしくて、強がった。
「遠慮しないで、一気にいっちゃって下さい」と。

「俺もちょっと我慢出来そうもないから、そうさせてもらうよ」
そう虎太郎は言い、残りを一気に奥まで突き刺した。
「うわぁぁぁぁぁ……っ」
仁の目の奥にチカチカと星が飛んだ。
「全部入ったよ」
その時虎太郎が耳元で囁いて一瞬飛ばした意識を引き戻す事が出来た。

「あ、ありがとうございますっ」
これで男になれた気がして仁は虎太郎に礼を述べた。
「仁……」
「はい?」
「俺以外とこんな事をするなよ」
(俺以外って……)考えた事も無かった事を言われ仁は驚いた。
「勿論です、仁義はちゃんと守ります」
などと訳の判らない事を言っている仁の背後で(いや、貞操を守ってくれ)と、虎太郎がまた一つ溜息を吐いた。

「仁、動くぞ」今までに聞いた事のない甘い声に仁の腰が疼いた。
「は、はい……思う存分にお願いします」
とは言ったものの、内蔵まで引き摺られるのではないか?と思う程の感触に仁は呻いた。だが何度かゆっくりと抜き差しされているうちに、何だか変な気分になってきて仁はそんな自分に躊躇った。

(やばい……気持ち良くなって来た……)

「あは……っ、あぁぁっ」声を出すまいとしていても、時々堪えられないで自分では無いような声が零れてしまう。
「仁、いいよ、お前の中、凄く絡んで来ていい」
虎太郎にいいと褒められ、仁も嬉しくなってしまう。

「ああっ!」
突然太い部分で中の変な所を擦られ仁は大きな声を出してしまった。
「やだっ……そこ気持ち良過ぎて……変」
「ここか?」
確認する虎太郎の声も普段よりも低く仁の鼓膜に響いてくる。
「ああっ……そこ……そこが……気持ちいいんです」

仁は今にも爆発しそうに膨れ上がっている自分のペニスに触りたくて仕方がなかった。体を揺らす事で、少しでも腹に当たればいいと、腰を振った。
「こら、そんなに動くな」また虎太郎に諌められる。
「だって……触れないんです」
「ふっ」
背後で小ばかにしたように虎太郎が笑ったかと思ったら、その手を仁のペニスに回してきた。

「やあああっ、ダメです、触ったら出るから……」
「いや、さすがに俺も持ちそうにない、一緒にイくぞ仁」そう仁に声を掛けると虎太郎は激しく動き出した。
「あぁぁぁコタロウさん……いい、気持ちいいです」
「俺も仁の中凄い気持ちいいぞ」
虎太郎の言葉に仁はズクンと胸が痛くなり、そしてそれとは別に嬉しくもなる。

「あっあぁぁ……あ――っ出るっ!出ちゃうよぉ、もっダメ」
ビクビクと内壁とペニスを震わせ仁は二度目の精をシーツの上に放った。
背後で「うっ」と呻いた虎太郎も釣られて仁の中に飛沫を放ったようだった。
二人して大きく喘ぐような息を吐いている。

「仁……」
甘い虎太郎の声を聞き、だるさの中仁が「はいと」返事をすると「も、ダメだ……さすがに……」とそれだけ言うと、虎太郎は動かなくなった。


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COMMENT - 2

けいったん  2011, 11. 24 [Thu] 01:29

『男の儀式』
それは、痛くもあり 気持ち良くもあり(笑)!

”Rシーン”で これだけ笑わせてくれるなんて~
仁、アンタは、゚*。最 (*゚д゚*) 高。*゚

そして そして kikyouさま、( ≧▽≦)b Good Job~♡

コメ友のちこちゃん、おひさしぶりです♪(〃▽〃人)
二人で このユルキャラ仁のマイナスイオンで 癒されましょう♪

癒されるぅ~♪*:.。☆..。.(●'∀`人'∀`●)...byebye☆

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ちこ  2011, 11. 24 [Thu] 18:35

わあいわい(〃▽〃)
けいったんさま(^^)kikyouさま~♪リハビリ頑張って、前線復帰を待ってます!!
仁ちゃんはほら、純情印のゆるキャラですから!虎太ちゃんに転がされてればいいんです!
寒くなりました!皆さん、お体大切にね!ご自愛下さいませ!

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