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同人誌番外 空を見上げれば 3

 23, 2011 00:00
それでも虎太郎の動きが止まる事はなく、仁は必死に「布団が……布団が……」と訴えていた。
「全く貧乏性な奴め」と呆れたように言い、仁が気にしている布団を引き剥がした。すーっと篭っていた熱は引いたが、仁の体は射精体勢に移ってしまっていて、もう止められなかった。

「ほさっ……だめだ……出る、出そう……」
「ベッドの中で補佐なんて言うな、虎太郎でいい」
そう言いながら虎太郎は仁の胸の尖りをちゅーっと吸い上げた。
「うあああ……あ、あ」
新しい刺激に堪えられずに仁が虎太郎の手の中に熱い飛沫を飛ばした。
「あああぁぁぁ……」
ビクビクと体を痙攣させながら、仁の頭の中は真っ白になり、そして自分の粗相に青くなった。

「す、すみませんっ!俺……どうしよう?」
看病に来て、自分が気持ちいい思いをしてしまった仁は動揺を隠せなかった。
「じゃ何でも言う事を聞くか?」と虎太郎に言われ、大きく何度も頷いた。
「ここに四つん這いになれ」と言われて素直に両手両膝を突いた。
「補佐……何か恥ずかしいっす」仁がそう言うと、虎太郎の回した指が尖りをぎゅっと摘んだ。
「あっ、痛っ……」
「補佐じゃないだろう?」
「こ……虎太郎さん……」
(誰かに聞かれたら殺されるぅ……)

四つん這いになった仁の背中を熱く大きな掌が撫で回している。
「お前は、綺麗なままでいろ」と呟かれ「後悔しているんですか?」と仁は聞いてみた。
「いや、俺はこの世界が合っているし、ここ以外で生きるつもりは無いが、お前は違う……」

仁は以前に虎太郎に「ヤクザに向いてない」と言われた事を思い出した。
「俺って、そんなに頼りないですか?」と聞くと「そういう意味じゃない、お前は表の世界で俺達の役に立ってくれればいい」と虎太郎は優しく返事をした。

「表の世界で……それで役に立てるんですか?」仁は不思議な気持ちでそう聞いた。
「充分に役に立てるさ、お前は千尋さんと一緒に陽の当たる場所にいろ」

(千尋さんと一緒に……陽の当たる……)

千尋と同じ場所っていう事は自分も大事にされているってこと?そう考えると仁は急に嬉しくなった。
今まで自分は何の役にも立ってないと思っていたが、もしかして自分も誰かに必要とされている?と思うと嬉しくて仕方なかった。

母親に産まなければ良かったと言われて、傷つきながらも必死に生きて来た。そんな仁が誰かに必要とされる事は、生きている事を許されたような気がした。
「虎太郎さん……俺、生きていて良かったって……初めて思いました……」

虎太郎は仁の家庭環境は調べていたが、母親に投げられた言葉までは知らなかった。だが、幸せな家庭環境では無いことくらいは察しがついていた。

「当たり前だ、そしてこれからは俺の為に生きろ」
(虎太郎さんの為に……)
「判りました俺、鉄砲玉でも何でもやります」
全然判っていない仁の尻の上にローションを垂らしながら虎太郎は小さな溜息を吐いた。
「ひっ!何ですか?」
ローションに驚いて身を起こそうとする仁の背中を押し戻して「ただのローションだ、大人しくしておけ」と虎太郎は言う。

「はい……ローションですか……」
だが仁はローションが垂らされる理由は知らなかった。
仁は尻の窪みに何か違和感を覚え、それが虎太郎の指だとわかると大きく尻を振って逃げた。
「こら、大人しくしておけ」そう一喝され「でも、何?何でそんな所に指を……」
「解さないと入らないだろう?」
「はぁ……そうなんですか……て、入れるんですかっ!?」

「大丈夫だ、ちゃんと解せば痛くはないから任せておけ」
「ほ……本当に痛くしないで下さいね……」
知識だけでは知っていた男同士のSEXを今自分が経験しようとしている事も仁にはピンと来ていなかった。

ぷつっと虎太郎の指が孔の中に埋められ、「うわっ!」と身を仰け反らし驚いた。痛みや違和感よりもただ恥ずかしさが先に立って無意識に逃れようと腰を振った。 

「こら、大人しくしないと、解さないで突っ込むぞ」と虎太郎に脅されまた仁は大人しく身を潜めた。
「コ、コタロウさん……、」
「何だ仁?」
「あの……ここに入れるつもりなんですか?」
「他に入れる所があるのか?」
「いえ……俺の知る限り無いです……」

「あの……コタロウさん……」
「今度は何だ?」
「入れるのは、その……そ、それですよね?入りますか?そんなぶっといの……」
「ちゃんと入るように拡げるから安心しろ」
「あ、ありがとうございます……」

仁は儀式を前に自分の体の準備をしてくれる虎太郎に感謝した。
(そうだ、これは儀式だ、一人前の男になる為の儀式なんだ……)仁はそんな気がして、急にやる気を感じた。

「俺、いつでもいいですから、がっつり行っちゃって下さい」仁は自分の意思の強さを虎太郎に宣言したかった。
「ふっ、そうか……じゃ遠慮なく行かせてもらうよ」そう言って虎太郎は差し込む指を二本に増やした。
「ああっ!痛っ……つっ……続けて下さい」
虎太郎の太い指が二本、孔を弄り入り口を拡げている。ぐるっと指を回転させられ、「ううっ」と仁が唸り声を上げた。


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COMMENT - 2

けいったん  2011, 11. 23 [Wed] 00:53

最近”Rシーン”にコメを書けなくなった私ですが、これは!

仁、最高だぁ~~~♪

ヾ(@゚▽゚@)ノアハハハo(__)ノ彡☆バンバン!!...byebye☆

Edit | Reply | 

ちこ  2011, 11. 23 [Wed] 21:18

なぜか私信

わあいわあい!けいったんさまだあ~~~~♪
お久しぶりだあ~!と、ここで挨拶しちゃうちこです!(私物化して、ごめんなさい!kikyouさま!)

仁ちゃん可愛いですよねえ、初心なとこが!補佐の為ならなんでも頑張っちゃいます(〃▽〃)

ふふふっ、では、kikyouさま、けいったんさま、またね~~~!

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