ここまでは、大丈夫そうです……
だ・駄目かな?(でも投石しないで下さいね。・゚・(ノД`)・゚・。)
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「脱がす?それとも自分で脱ぐ?」
シロにそう聞かれて、一度目をぎゅっと瞑ってからゆっくり開き、自分でシャツのボタンを1つずつ外しに掛かった。
指の先が僅かに震えて思った以上に時間が掛かるが、2人は何も言わずに黙って千夜が全てを脱ぎ捨てるまで待った。
「いいプロポーションしているね、何かスポーツやっていたの?」
さっきから話しかけるのはシロだけで、剛という男は寡黙を貫いていた。
そして椅子に腰掛ける速水も同じように、何も言わずにグラスを傾けるだけだ。
「ずっと剣道をやっていました……」
千夜は初めてシロに向かって返事を返した。
「そう剣道、顔もスタイルも良いなんてまるで俳優みたいだね」
千夜はそれには返事をせずに「どうしたら?」と問い掛けた。
「こっちにおいで」先にベッドに座っているシロが手を差し伸べた。
千夜は観念したようにその手を取った。
(自分は玩具だから……心は必要ない)
そう思わないとこれからの行為を、受け止められそうもなかった。
そして千夜に見せ付けるように、剛がシャツを脱ぎ捨てた。
背中一面と肩に般若の刺青が施してあった、一瞬その背中に釘付けになるが、不思議と怖いという気持ちは湧いてはこなかった。
恋人同士だというなら、このシロと言う青年が受け入れる側なのだろう……
ぼんやりとそんな事を考えていると「僕は剛と付き合うまでは、タチだったんだよ」とシロが言う。
「タチ?」聞きなれない言葉に鸚鵡返しすると「挿れる方」とシロがにっこり微笑む。
「!」千夜の背後に剛が座り、前にシロが座る。
千夜の前でシロがストリップの如く、色気のある顔で服を脱ぎだした。
柔らかく白い肌が千夜の前に晒されていくのを黙って見つめた。
「あ……」不意打ちをくらって背中に唇を這わされ、思わず小さな悲鳴が上がった。
すると今度はボクブリ一枚だけ残したシロが千夜の胸に顔を埋め、舌を這わす。
「あ……っ」乳首を舐められるという初めての経験に、知らずに甘い声が漏れる。
「感じやすいんだね」シロにそう言われて顔が熱く火照ってくるのが判る。
そんな千夜をシロが押し倒したので、自然と剛の胸に背中を押し付けるような体勢になった。
両の脚を伸ばされその間にシロが座り込む。
すかさず背後から今度は手が伸び、千夜の両胸の尖りを摘んでくる。
そして今まで千夜の胸に舌を這わしていたシロは、その体を下にずらしながら千夜の腹筋を舐め上げ、更に下に体をずらして行く。
「うっ!」生暖かい舌が千夜のペニスの付け根を這い回す。
「ここ咥えられた事ある?」シロがからかうように聞いてくる。
そんなのある訳ない、千夜は怯えたように首を横に振った。
二人に与えられる刺激よりも、まだ緊張の方が大きくて、千夜のペニスは縮んだままだ。
シロはまだ元気のないペニスを手で包み、何度か扱いたあとにそれを咥え込んだ。
ねっとりとした舌が絡まると同時に、胸の尖りも剛によって吸い上げられた。
「あぁっ」(俺はどこまで堕ちていくのだろう……)
会ったばかりの男二人に蹂躙された体が反応し始めた事を感じて、千夜はぎゅと瞼を閉じた。
巧みなシロの舌技にかかれば、千夜ではひとたまりもなかった。
あっという間に育てあげられる己を感じながら、千夜は下唇を噛んだ。
そして剛の指使いにも翻弄される。
酷い事をされるでもなく、ただ快感を引き出そうとする二人にまた疑問が湧く。
盗み見るように速水を見るが、その表情では心の中まで計り知る事は出来なかった。
千夜を支えるようにしていた剛が体をずらした為に、千夜の背中がシーツに沈んだ。
二人の視線が、ベッドに仰向けに横たわる千夜の全身に注がれる。
中世の彫刻を思わせる姿態に二人は魅入られたように一瞬動きを止めるが、自分達のするべき事を思い出したように我に返り、千夜の体に指を伸ばす。
「おい裏返せ」 剛の言葉にシロが名残惜しげに咥えていた千夜のペニスを離した。
千夜がホッと強張りを解いた瞬間に、体を反転させられ四つん這いに這わされた。
慣れた体勢だと心で呟き顔を上げると、目の前に膝立ちした剛がいた。
「俺のも咥えてもらおうかな?」
そう言いながら剛はズボンの前立てを開き、いきり立つ物を取り出した。
まだ完全ではないが千夜の快感に堪える顔は、嗜虐心を煽るには充分だった。
「ほら口を開けろよ、やった事あるんだろ?」
千夜の屈辱に耐える目を覗き込むように剛は言った。
千夜は金も地位もある速水が、何故こんなやくざ者と知り合いなのか、未だに理解できないでいた。
もしかして弱みを握られて脅かされている?
まさかそんな事はない、と心の中で直ぐに否定をした。
今も速水はどう見てもこの二人よりは優位な立場にいるのだ。
だがもしその千夜の考えが検討違いなら、今ここで自分が口を開かなければ速水の立場が、悪くなってしまう。
「ほらさっさと咥えろよ」
剛は己のペニスで千夜の頬を撫ででながら催促する。
速水がどんな立場にいようが、今自分が二人の男に陵辱されようとしているのは、ほかならぬ速水の指図である事は確かなのだ。
観念したように千夜は剛の半ば育っているペニスを口に含んだ。
だがこの先どうしたらいいか判らない……
「ほらちゃんと舌使いながら口動かすんだよ」
剛は千夜の頭を押さえつけるようにし、その髪を掴み前後に動かす。
「ううっ!」激しい嘔吐感が喉の奥からこみ上げてくるが、千夜は生理的な涙を流しながら堪えた。
(こいつ初めてなのか?)どう贔屓目に見ても慣れているとは思えない、と剛は内心思っていた。
剛は仕事の関係で、何度か速水が男を抱くのを見た事があった。
だが剛の知っている速水のSexは奉仕させるものだった。
『3ヶ月前に俺のものになった』と言っていた。
3ヶ月も速水に抱かれながらもこの千夜という青年は、まだ奉仕する事を知らないようだった。
(ったく、金持ちの考える事は判らないな……)そう思いながらも剛は、シロに向かって「おい、そろそろ後ろ拡げておけよ」と指示を出した。
その途端千夜の背中がビクンと震えたのを、剛もシロも見逃さなかった。
怯えながらも別に今更自分を貫く男が、一人増えようが二人増えようが構わない、と千夜は思った。
「うっ……」
ゾクリと全身が粟立つ……シロの舌が蕾の周りを舐め始めた。
「ほら、ちゃんと舐めろよ」意識が後ろに行くと剛が千夜の後頭部を押し付ける。
「う……はぁっ」咥える隙間から吐息が漏れるのを、もう抑えるつもりもなかった。
此処まできたら感じるがままでいい、そう千夜は開き直った。
プライドを捨て、気持ちを切り替える事が自分を守る手段なのだ……
(心と体、どちらが先に壊れてしまうのだろう?―――千里……)
千里の元気に走る姿を想像すれば、こんな事は何でも無い事。
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