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拓海は慌てて瀬田の背中に湯を掛け洗い流して、自分も肩からざぶっと湯を掛けた。
「はい、終わりです」
そう言うと、さっさと湯船に浸かった。
「何か手抜きしてないか?」と言われてしまったが
「そんな事無いです!」と言い切って、湯の中で背中を向けた。
「拓海?明日は夕方の5時頃に此処に向かえに来るから一緒にアパートに行くぞ」
「でも、俺一人でも大丈夫ですから・・」
「あの部屋に一人で帰るつもりか?」
「あ・・」乱雑に荒らされたままの状態の部屋を思い出した。
だが、雇われの身だ、そんなに甘える訳には行かなかった。
「大丈夫です・・・・」
「駄目だ!」反響の良い風呂場に瀬田の低い声が響いた。
拓海の下半身は鎮まるどころか、その声に更なる反応を示してしまった。
『俺ってどうかしてる?溜まってるのかな・・・』
彼女もいた事もなければ、金で解決した事もない。
そう頻度は高いものでは無かったが、自分で処理するしかなかった。
だが拓海は寝具をまだ持って来てはいなかった。
って事はソファで寝るしかない・・・そんな所で自慰なんて出来ない。
拓海の口からは知らず知らずのうちに、深い溜息が零れてしまっていた。
「どうした?溜息なぞ吐いて?」
そう言葉を掛けながら、瀬田が大きな体を浴槽に沈めて来た。
「ちょ・ちょっと社長!俺上がりますから・・後ろ向いてて下さい」
「どうして俺が後ろを向かなくてはならない?」
「う・・・」
この半ば形を変えた物を、浴槽に沈む瀬田の目の前に晒せというのか?
「上がらないのか?」
結局立ち上がる事が出来なかった拓海は湯船の中だった。
『あ~逆上せそう・・・・』
広い浴槽だったのが不幸中の幸いだった、体が触れる近さには瀬田はいない。
「社長・・本当にお願いします、後ろ向いてて下さいませんか?」
「俺に恥をかかすような立派な物でも持ってるのか?」
「い・いえ・・・お粗末な物です・・・」
なかなか湯から上がるタイミングが掴めない。
そうこうしているうちに、拓海は頭がぼーっとして眩暈がした。
『あ・・やばい・・・』そう思ったと同時に倒れたのだった。
拓海が目を覚ました時には大きいバスローブに包まれてベッドに横たわっていた。
「あれ?俺・・・ああ風呂場で逆上せたんだ・・・」
そう気付いた途端身を起こそうとして、又ふらふらっと眩暈がした。
「馬鹿、寝ておけ」
瀬田が手に濡らしたタオルを持って駆け寄った。
「逆上せたんだろう、少し横になっておけ」
そう言いながら拓海の額に冷たいタオルを乗せてくれた。
「あぁ・・気持ちいい」自然と言葉が零れる。
「気持ちいいだろう?」
「社長・・・すみません」そう謝りながら、
自分が倒れたのは風呂場の中だったと改めて思い出した。
「あっ!此処まで運んで?」
「ああ、もう少し太れ、女を抱き上げてるみたいだったぞ」
その言葉に拓海は恥ずかしくて、瀬田に背を向け横になった。
「別に男同士だ、裸を見られたくらいで恥ずかしがる事は無いだろう?」
「でも・・」その状態が問題なのだ。
「大丈夫だ、人並みのサイズだったから心配するな」
「見たんですかっ!」
「別に女じゃないんだし・・お前長く浸かり過ぎなんだよ、あっちまでフヤケテたぞ」
「そうですか、ふやけて・・・」
『そうか、逆上せたおかげで沈静してたんだ・・・』
やっと拓海は安心して瀬田に向き直り
「すみません、ご迷惑をお掛けしまして」と侘びる事が出来た。
「もう今夜はこのまま眠るといい」
「で・でもこのベッド・・・」
「キングサイズだ、気にするな」
「一緒に寝るんですか?」
「気にするなと言ってるだろう?」
『そうだよな・・・意識する方がおかしいよな。』
「はい、申し訳ございません、お邪魔させてもらいます」
拓海の言い方がおかしかったのか、瀬田がくっくくと笑っている。
その後スポーツドリンクで水分を補給して
拓海はそのまま瀬田のベッドで眠りに落ちて行った。
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「はい、終わりです」
そう言うと、さっさと湯船に浸かった。
「何か手抜きしてないか?」と言われてしまったが
「そんな事無いです!」と言い切って、湯の中で背中を向けた。
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「あ・・」乱雑に荒らされたままの状態の部屋を思い出した。
だが、雇われの身だ、そんなに甘える訳には行かなかった。
「大丈夫です・・・・」
「駄目だ!」反響の良い風呂場に瀬田の低い声が響いた。
拓海の下半身は鎮まるどころか、その声に更なる反応を示してしまった。
『俺ってどうかしてる?溜まってるのかな・・・』
彼女もいた事もなければ、金で解決した事もない。
そう頻度は高いものでは無かったが、自分で処理するしかなかった。
だが拓海は寝具をまだ持って来てはいなかった。
って事はソファで寝るしかない・・・そんな所で自慰なんて出来ない。
拓海の口からは知らず知らずのうちに、深い溜息が零れてしまっていた。
「どうした?溜息なぞ吐いて?」
そう言葉を掛けながら、瀬田が大きな体を浴槽に沈めて来た。
「ちょ・ちょっと社長!俺上がりますから・・後ろ向いてて下さい」
「どうして俺が後ろを向かなくてはならない?」
「う・・・」
この半ば形を変えた物を、浴槽に沈む瀬田の目の前に晒せというのか?
「上がらないのか?」
結局立ち上がる事が出来なかった拓海は湯船の中だった。
『あ~逆上せそう・・・・』
広い浴槽だったのが不幸中の幸いだった、体が触れる近さには瀬田はいない。
「社長・・本当にお願いします、後ろ向いてて下さいませんか?」
「俺に恥をかかすような立派な物でも持ってるのか?」
「い・いえ・・・お粗末な物です・・・」
なかなか湯から上がるタイミングが掴めない。
そうこうしているうちに、拓海は頭がぼーっとして眩暈がした。
『あ・・やばい・・・』そう思ったと同時に倒れたのだった。
拓海が目を覚ました時には大きいバスローブに包まれてベッドに横たわっていた。
「あれ?俺・・・ああ風呂場で逆上せたんだ・・・」
そう気付いた途端身を起こそうとして、又ふらふらっと眩暈がした。
「馬鹿、寝ておけ」
瀬田が手に濡らしたタオルを持って駆け寄った。
「逆上せたんだろう、少し横になっておけ」
そう言いながら拓海の額に冷たいタオルを乗せてくれた。
「あぁ・・気持ちいい」自然と言葉が零れる。
「気持ちいいだろう?」
「社長・・・すみません」そう謝りながら、
自分が倒れたのは風呂場の中だったと改めて思い出した。
「あっ!此処まで運んで?」
「ああ、もう少し太れ、女を抱き上げてるみたいだったぞ」
その言葉に拓海は恥ずかしくて、瀬田に背を向け横になった。
「別に男同士だ、裸を見られたくらいで恥ずかしがる事は無いだろう?」
「でも・・」その状態が問題なのだ。
「大丈夫だ、人並みのサイズだったから心配するな」
「見たんですかっ!」
「別に女じゃないんだし・・お前長く浸かり過ぎなんだよ、あっちまでフヤケテたぞ」
「そうですか、ふやけて・・・」
『そうか、逆上せたおかげで沈静してたんだ・・・』
やっと拓海は安心して瀬田に向き直り
「すみません、ご迷惑をお掛けしまして」と侘びる事が出来た。
「もう今夜はこのまま眠るといい」
「で・でもこのベッド・・・」
「キングサイズだ、気にするな」
「一緒に寝るんですか?」
「気にするなと言ってるだろう?」
『そうだよな・・・意識する方がおかしいよな。』
「はい、申し訳ございません、お邪魔させてもらいます」
拓海の言い方がおかしかったのか、瀬田がくっくくと笑っている。
その後スポーツドリンクで水分を補給して
拓海はそのまま瀬田のベッドで眠りに落ちて行った。
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