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太陽が見えない 11(観潮楼参加SS)

 02, 2011 14:24
すみません、なかなかRが書けなくて。
まだ旅行にも行ってません^^;
最終回にも出来なかった・・・・
10話で最終回にしておけば良かったとちょっと後悔





確実な意図を持って唇が近づく。
さっきは温かいと感じた唇が熱いに変わっている。
「太陽・・」息継ぎの間に漏れる馨の声もその熱に侵されていた。
「ちょっと待ってて」熱いキスの名残りの中太陽がそう言って部屋を出て行った。
馨がぼうっと太陽が出て行った扉を見ていると、右手に何か持って直ぐに戻って来た。

何も身に着けていない太陽の下半身に自然と目が行き、その起立に慌てて目を逸らす。
過去プールでも大勢で行った温泉でも太陽の裸は見ているが、いくら友達としての付き合いが長いといっても、元気な下半身など見る機会は無かった。
心臓の鼓動が急激に早くなると同時にズンと自分の下半身に疼くものを感じた。

コトとベッドサイドに置かれたのがベビィローションだと判りその疼きに熱が加わった。
馨の目の下の涙袋がいつもより膨れていて、それがかなり色っぽかった。
「馨・・凄い綺麗で色っぽい」言葉を添えながら馨の横に太陽が滑り込んだ。
「そ・そんな・・色っぽいだなんて・・」そういう言葉は女性に対して使うものだと思っていた馨が抗いの言葉を吐く。

馨を横抱きした太陽が耳朶に唇を近づけもう一度「綺麗だ」と囁く。
馨を初めて見た時からずっとそう思っていたがストッパーを掛けていた太陽からそんな言葉が出るはずも無かった。
やっとメビウスの輪から抜け出せた思いで今まで言えなかった言葉を言えるのだ。

耳朶を優しく食むと「アッ」と小さい声が聞こえる。
首筋をなぞり鎖骨を舐め上げてから一度唇を軽く啄ばみ、また鎖骨に戻る。
新しい場所を攻めるたびに戻ってくる唇を馨は雛鳥のような気分で待ちわびた。
そして米粒のような尖りを舐められた時に出た声は驚きの中に甘いものが含まれていて馨の頬が赤く染まった。

「ここ気持ちいいの?」太陽の揶揄するような余裕が憎らしくなり、目頭がツンと熱くなった。
馨の表情を見てとった太陽が「ごめん」と小さく謝ってきた。
その言葉に本当は太陽も余裕なんか無い事に気付いて馨は太陽の背中に手を回し
「気持ちいいのか良く判らない・・・でも変な感じ」と囁いた。
何も開発されていない馨の体が愛おしくて、もう片方の尖りにも唇を這わせる。

「あっ・・んん・・」思わず零れた声は太陽の舌の動きに拍車をかけた。
唇と舌で嘗め回し啄ばまれ、そして片方の尖りは親指と人差し指で捏ねられた。
「あ・・っ」小さかった粒が一気に硬くなり尖っていくのが判る。
ちゅーっと吸い上げられた時には信じられない程の甘い声が零れ馨は内心焦った。
そしてお約束のように太陽の唇が一度戻ってきて馨の唇を掠めていく。

わき腹に這った唇は腰に下りそのまま腿をなぞり無毛の脛、足首へと落ちていく。
太陽が中心から逸れたことで馨の強張りが一瞬解けた時に太陽の手が足首を持ち閉じた脚を肩の幅に開いていった。
広げた脚の間に太陽が身を滑らせ、内腿を舐め上げた時に初めて両脚を閉じられない事に馨は気付いた。
片方の脚を膝折りさせ持ち上げるように再度内腿を舐め上げる。

その唇の動きにゾクゾクとしてしまうのは、内側の柔らかい肉のせいなのか、中心に近いからなのか馨には判らなかった。
だが次に唇が這わされる箇所を期待しているように、中心がふるふると奮えてしまう。
だけど馨はそれが恥ずかしくて仕方なかった。

「馨、どうして欲しい?」
「・・・やだっ」
「答えになってないぞ?」

そんな会話がされる間も馨の中心からは先走りの液が溢れてしまう。
「舐めていい?馨の一番感じる所を?」
「や・・だ・・・」
「こんなになってるのに?」
「・・恥ずかしい・・・・・・」
馨の涙袋がまた少し膨れ色香が増す。

「馨の恥ずかしがる顔が見たい・・・」
太陽は焦らすように、息がかかる所まで顔を近づけ馨を煽る。
溜まった先走りが雫のように幹を伝って流れる。
馨の返事も待たずに、その雫を幹に沿って舐め上げた。

「あぁぁっ太陽・・・」
さぁーっと白い身体が桃色に染まった。
よくもこんな感じやすい体を今まで堪えてきたものだ・・と太陽は思った。
小穴に舌を差し込むように溢れた露を絡め取った。
「いやぁっ・・あぁっ・・」
無意識に太陽の肩を押し戻そうとする手を片方の手で押さえ指を絡めて口腔深く咥え込んだ。

絡めた馨の指に力が篭る。
「はぁっ・・」
太陽とて男のモノを咥えるのは生まれて初めてだ、だけど馨のモノだと思えば何でもない。
緩急つけて扱き吸い上げる。
「だめっ太陽・・・やめっ・・」喘ぐように太陽を制する声がする。
自分の攻めで簡単に高みに登っていくのが嬉しくもある。
もっと気持ち良くしてあげたい、そう思って太陽は馨の双球に舌を這わせた。
一度口に含んで転がしてから、裏筋にそって焦らすように舐め上げる。

「はぁっ・・あぁっ・・はぁ・・」太陽の動きが早くて快感が分散してもどかしい。
「ああぁっ太陽・・・」
馨の声が強請るような甘い響きに変わったが太陽の動きは変わらない。

「馨、簡単にはイかせないから」
「ぁぁ・・・」太陽の言葉に落胆の吐息が漏れてしまう。
自分だけ勝手に達するつもりは無かったが、ここまで快感を感じてしまった体は吐き出す事を望んでいた。

だが太陽は今夜身体を繋げるつもりはなかったのだった。




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COMMENT - 10

けいったん  2011, 02. 02 [Wed] 15:05

Σ(`Д´ノ)ノマヂデスカ!?

この場に及んで、”STOP”出来るの、太陽!ゲッ∑(゚ω゚ノ)ノ
馨だけだなんんて それはちょっと 刹那いなぁ~(´。・ω・。`)シクシク

北海道も セ。クスも 二人で 一緒に 行こうよーー!
アハッ(〃▽〃)ポッ...byebye☆

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NK  2011, 02. 02 [Wed] 15:46

もう一つ気になることが。。

きゃ~、この二人もとっても気になるのですが、
カウンターにも気がとられております。
再び55555が近づいてきています。
とおねだりをしてみます。

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びび  2011, 02. 02 [Wed] 16:02

太陽ったら~、イケズゥッ!

なんか気持ちを自覚した途端に、太陽の攻め攻め感がすっごいんですけど~
(#^.^#)男は初めてのはずなのに~‼

もっとヤレヤレーっと思ってたら、今日は最後までしないつもりなんて、うっそー?止められるのー?
旅行前だから、程々にね。などとニヤついてた私ですが、太陽の忍耐力に焦らされてしまいました~(>人<;)

次こそ楽しみにしてまーーーーーーっす♡

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ちこ  2011, 02. 02 [Wed] 16:20

え~~~~~っ、わざわざ持ってきたベビーローションはどうすんのさ(*с*)
やっぱり、時と場所を間違ってますね~ロマンチストは!
太陽くん、特に間違ってるよ~今、やらなきゃ!!
ホレホレΨ(`∀´#)
『フニャッフニャの術』はさっき解除して『カチコチの術』にしてあげたでしょ(^^)v
また、発見φ(.. )メモっとこ~無駄な努力をする人っと・・・
ベビーローションはどうすんの~~~~~(?_?)

Edit | Reply | 

kikyou  2011, 02. 02 [Wed] 16:25

けいったんさま  Σ(`Д´ノ)ノマヂデスカ!?

こんにちは。

早々のコメントありがとうございます^^

太陽には出来ない理由がありまして・・・
ま、大した理由でもないのですが(笑)

でも本当に太陽我慢できるのかな?
ハイ我慢させます(Sな書き手より)

Edit | Reply | 

kikyou  2011, 02. 02 [Wed] 16:29

NKさま もう一つ気になることが。。

こんにちは。

慌ててカウンター確認に行きました(笑)

前にどちらのブログもですが、カウンターの数字が減ってしまったようで
7万台は覚えていたのですが、放置しておけば修正されるかな?
などと甘い考えしてたら、ダメでした。

3万くらいのカウントが消えてしまいました^^;

55555はヒットのご報告がありませんでしたので、
もし踏んで下さった方がリクエスト下さったら
珈琲でも飲みに行ってもらおうかな?と思っています^^

コメントありがとうございました(*^_^*)

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kikyou  2011, 02. 02 [Wed] 16:33

びびさま 太陽ったら~、イケズゥッ!

こんにちは。

イケズです(作者が(;´Д`A ```)

今まで抑えていた根性があるんだから、今夜一晩くらいは耐えろ!です。

びびさまも、ちゃぶ台の前に座って待ってて下さいネ(*^_^*)

コメントありがとうございました。

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kikyou  2011, 02. 02 [Wed] 16:38

ちこさま

こんにちは。

ちこさまの『カチコチの術』は充分に効いているんですが・・・
太陽も辛い所です。

でも折角のローションですので、少しは使いましょう。

でも太陽の決意は揺ぎ無いものなんですよ。
次の話を待ってて下さいネ。

コメントいつもありがとうございます゚.+:。(´∀`)゚.+:。

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tukiyo  2011, 02. 02 [Wed] 17:58

はい

よい子にして待ってます(o^^o)

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kikyou  2011, 02. 02 [Wed] 19:13

tukiyoさま はい

(笑)

良い子で待っててくれるお礼に、今夜もう1話行きます(*^_^*)

なかなか先に進まないので、ちょっと頑張りましたが・・・
まだ北海道ではありません^^;


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