2ntブログ

スポンサーサイト

 --, -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

愛しい人へ 31(R18)

 20, 2010 14:56
■18禁でお願いします。


「はあっ・・・・」麗の苦しげな吐息が漏れる。
杉浦の指が労わるように、傷付けぬようにゆっくり挿入してくる。
麗は未だ自分の体内に、自分では無い者の体の一部が入っている事が信じられない。
『恥ずかしい・・・苦しい・・・』

そんな麗の耳元で「麗・・2本指入ってるぞ、判るか?」
その唇は、耳朶を甘く啄み、項をなぞる。
「あぁ・・」
麗の背中に舌を這わせると、麗は仰け反り「あぁ」と甘い声を出す。
「背中感じるのか?中締め付けてきてるぞ」
麗はどう表現していいのか・・・ぞぞーっとするような感触に戸惑っていた。
でも嫌な感触ではない、腰まで痺れるような感触だった。

項から背骨を辿り尾てい骨の辺りまで指でつーっと撫でられた。
「あぁぁ・・ン・・」
仰け反ると中まで締まる、今度ははっきりと2本の指の形まで判る。
「ふぁ・・・っ・・ぁ・・」
麗の敏感な反応は杉浦を煽り続ける。

2本の指を中で開き、捩るように回す・・・
「あぁぁぁ」杉浦の指の動きに喘ぐ麗が可愛いくて仕方ない。
杉浦は指を動かしながら、知識として知っている前立腺を探す。
するとその指は中で緩やかになっている丘を探し出した。

「ひゃーっ・・あああっぁぁ・・・やっ・・」
「ここか・・」今までと違う激しい反応に納得して麗の前立腺を擦るように押した。
「ああぁぁぁ・・・ぁぁ・・・す・・すぎうら・・さん・・・やっ・・そこやっ・・」
麗は腰を振るようにして、強すぎるその刺激から逃げようとしている。

杉浦はそんな麗の顔が見たくて、伏せていた体を表に返した。
突然、目の前に杉浦の顔が見えて麗は狼狽して
潤んだ瞳で「ぃやっ・・」と小さな声を漏らし抗った。

杉浦は麗の唇に激しい口付けを落とした。
だが麗の中に挿れた2本の指は前立腺を刺激し続けていた。
快感を見せまいとして恥じらう姿が嗜虐心をも煽る。
「麗、ここ気持ちいいよな?」否定を許さない問いかけだった。

麗がコクンと頷いた拍子に涙がぽろっと零れた。
その涙を愛しいもののように唇が拭って行く。
「麗・・この涙も、この唇も、この体全てが俺のものだ」
「・・はい・・・全部貴方にあげます」
「そして、俺の心も体も命も全部お前のものだ」
「ぁぁ・・・」その言葉が嬉しくてもう言葉が出て来ない。

杉浦は指を3本に増やし、麗の体を弄る。
フルフルと震える麗の昂ぶりからは、透明な愛液が涙のように零れている。
「麗、この雫の一滴さえも俺の物だ」
そう言うと、麗の雫を指ですくい口に含む。
「あぁ・・・お願い・・・は・やく・・僕をあなたのものに・・・」

恥じらいながらも麗の目は強い意志を示していた。
杉浦は指をゆっくりと引き抜き、己の昂ぶりを押し当てた。
その感触に「あぁぁ・・」と期待と不安に満ちた声が麗の唇から漏れる。

杉浦の楔がぐぐーっと麗の孔に打たれる。
体を引き裂かれる痛みは麗が今まで経験した事のない痛みだった。
「っう・・」息が止まる。
めりめりと音がしたのではないか、と感じる程の圧迫感に生理的な涙が零れる。
「ああ・・・」

杉浦は半分ほど楔を埋めると、一度動きを止めた。
「麗・・・大丈夫か?苦しいなら止めるぞ?」
苦しくない筈が無いのは杉浦を圧迫する肉壁で容易に判る。
「だ・だい・・じょうぶ・・だから・・きて・・」

麗の扇情的な言葉に杉浦の昂ぶりはこれ以上無い程嵩を増した。
「あぁ・・」
麗の吐息に合わせて、残りの半分を呑み込ませる。
「あっ・・あぁぁぁぁ・・・・」
体が裂けるような痛みに苦痛の声が上がった。

そんな麗の頬を撫で、涙を拭い、髪を撫でながら
「麗、ごめんな、痛かったよな・・・良く我慢したな」
そう言うと、痛みにより萎えてしまった麗の芯を優しく擦るように扱きだした。。
「あっ・・あっ・・・はぁ・・・」
その刺激に慣れない麗の芯は直ぐに反応してくる。

さらに手を伸ばし、可愛い尖りを摘むように指で廻してやると
「あん・・あっ・・」と甘い声が漏れる。
杉浦は辛抱強く、尖りと芯に刺激を与え続けた。
麗の中が杉浦に馴染んで来るまで・・・・

「麗、動くぞ」そう声を掛けると、杉浦はゆっくり抽送を始めた。
「あっ・・あぁぁ・・・・あっ・・」
後孔に楔を打ち付けられ、昂ぶりを扱かれ、尖りも捏ね回される。
そんな状況で麗が普通でいられる筈が無い。

「あっあっ・・あああぁぁぁぁ・・・・・」麗の声が艶を増して杉浦の脳内を刺激する。
「ん?麗・・気持ちいいか?」
「あーん・・」杉浦に揺さぶられながらも「いい・・」小さな声で返事をした。

杉浦は口端に笑みを浮かべ「そうか、もっと気持ち良くなれ」そう言うと
鈴口に傷つけないように爪を立てた。
「やーっ!あぁぁーー・・・・だめぇ・・・」
その甘い声は快楽が苦痛を上回った瞬間である事を杉浦に教えたくれた。

四肢は痙攣し、肉壁はひくつく
「もっもっ・・・やっ・・あっあっ・・・ああぁぁ・・・」
麗は自分の体が自分の物でなくなった感覚の中
「あぁぁ・・・すぎ・・うらさ・・ん・・・もっ・・も・・・イ・・」
「ああイクんだ!」

麗の手が杉浦を求め空を彷徨う。
その手を取り、指と指を絡ませ繋ぐと麗は安心したように微笑み
そして「あぁぁ・・・」と扇情的な声を漏らし達した。

麗の締め付けの中、杉浦も踏ん張りきれずに吐精した。

羞恥、苦痛、そして快感・・・・麗は一度に多くを体験し身も心も疲労していた
動かせない体を杉浦が労わるようにそっと撫でている。
敏感になっている皮膚はその愛撫にすら「あぁ・・」と小さな声を漏らす。

杉浦もこんなに心が求めたSEXは初めてだった。
もっともっと愛してやりたい、この世のものと思えない程の悦楽を与えてやりたい。
「麗・・愛してるよ・・」
その言葉に静かに微笑んだ麗は杉浦の手にそっと唇を付ける。
そしてその手を唇に押し当てたまま、静かに瞳を閉じて眠りに堕ちていった。





にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村


関連記事

WHAT'S NEW?