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愛しい人へ 30(R18)

 20, 2010 14:24
■18禁でお願いします。


体が足の指の先まで突っ張り快感の波に呑まれた。
最後の一滴まで吸い尽くすような杉浦の行動に呆然としながらも
麗は我が身に起こった事が信じられないように、そしてはっとして体を起こす。

「いやーっ・・ごめんなさい・・あっテッシュ、テッシュ」そう言い慌てて周りを見回す
ごくっと杉浦の咽仏が上下した。
「やーっダメ、出して出して!」そう言って杉浦の口元を手で触れた。
「子供が飴玉を飲み込んだような騒ぎだな」と揶揄されても
麗は涙をボロボロ零しながら「ごめんなさい、ごめんなさい・・・ぼく・・」と言うと
「ばかだなー、謝る必要はない、泣くな」

麗の零れる涙を手で拭いながら麗の目を覗き込む。
「折角、持ってる技術の全てで麗を可愛がってやろうと思ってたのに、早かったな・・」
青くなっていた麗の顔が真っ赤に染まる。
「・・だって・・・・」
自分以外の手が触れるのも、熱い口腔に咥えられるのも生まれて初めての経験だ

そんな麗を一度ぎゅっと抱きしめて
「麗・・・火傷の薬何処にある?」
「えっ?」
「早く麗の中に挿れたい・・・」潤滑の為に何か必要だった。
「あ・・・僕の机の上・・・」
「ちょっと待ってて、取って来る」麗の額にちゅっと音を立ててキスをしてから杉浦は立ち上がった。

戻った杉浦は、ペットボトルの水と火傷の軟膏を持って来た。
「麗、うつ伏せになって」麗は黙って体の向きを代える。
そして杉浦は改めて麗の足の間に腰を降ろした。

麗の細い腰に手を置き、ぐっと引き上げ四つん這いにさせる。
「あっやーっ!」杉浦の前に尻を高く上げる体勢に驚き抗う麗に
「麗、恥ずかしいか?」と聞くと
「は・恥ずかしい・・・も・もう・・いれる?」と上擦った声で聞いてきた。

麗が垣間見たDVDでは愛撫されるシーンなど映っていなかった。
麗は男同士のSEXを知識として知っているようで、結局何も知らない。
まるで注射を待つ子供のように体を強張らせ、その覚悟を見せる麗が可愛くて
「直ぐには無理だから、ちゃんと解すから恥ずかしくても我慢しろよ」と諭すように言う。
直ぐじゃないという言葉に安心したように、麗の体から少し強張りが解けた。

が、次の瞬間「ひゃっ!」小さな叫び声と共に体中が総毛立った。
「えっ?何?あっぁぁ・・・」
普段人には見せない部分に生温い、蠢く物を感じ麗は慌てた。
「麗の穴小さいな、俺のがちゃんと入るように拡げような」
そう言いながら、麗の双丘をそっと左右に広げる。
「あっ!」
窄まっていた部分に空気が触れる。

杉浦の舌先は蕾の周辺を丁寧に舐めまわしている。
「あぁぁ・・・」麗はぞくぞくっとする感覚に喘ぐ・・気持ちいいのか悪いのかも判らない。
次に唾液を含んだ舌先が蕾の入り口に侵入して来た。
「あっ・・・あっぁぁぁぁ・・」
麗の体を何とも言えない不思議な感覚が走り抜けて行った。

杉浦の手が麗の芯に伸びてきて握り込んだ。
「あっ!やっ・・・・・・あぁ・・・」
麗にとってそれは強すぎる感覚だった、後孔を舐められ、前を握り込まれている。
「だ・・・だめっ・・・さわったらダメ・・」
「どうして?」唇をあまり離さずしゃべるその吐く息にさえ感じてしまう。
「あぁ・・・だ・だって・・・あっ・・でちゃ・・うから・・・」
声にならない喘ぎ声は杉浦の聴覚を刺激する。
「いいよ麗、何度でも出して」

杉浦の舌の動きも手の動きも早くなる・・・・
「あああぁぁぁあああ・・・・だめぇ・・・」
杉浦の指先が麗の鈴口を強く擦った。
「はっあぁ・・・・ぁぁぁぁぁ・・・・・だめっ・・・」
麗の二度目の精を掌に受け止め、その滑りを蕾に塗り付ける。

「あっ・・・」射精したばかりの気だるい体に又刺激が走った。
蕾にゆるりと指を這わせながら、そっと指の圧をかけてくる。
「麗息を吐いて」
麗がゆっくり吐く動作に合わせて、杉浦は指を1本挿入させた。

「あっ!」麗にとって指1本でも異物感と違和感に体が強張った。
杉浦の指は入り口を広げるように掻き回しながら、ゆっくりと奥を目指して進んでいる。
「あぁ・・・・」
「麗、大丈夫か?辛い?」
辛い訳ではない・・・麗はゆっくり顔を横に振る。

杉浦とて男を抱くのは初めてだった。
先日のDVDと年齢的な知識と、酒の席での男同士のY談で知った事だけだ。
自分の体も解放を求めているが、麗を傷つけたり、怖がらせたりするつもりは無い。

杉浦の指1本受け入れるのさえキツイ。
『此処に本当に俺の物が入るのか?
だが、もし無事入ったら、俺は正気でいられるか?』
杉浦にも不安はあった。

もし相手が麗でなければ、もう少し強引にしたかもしれない・・
だが麗でなければ、こういう行為に及ばないだろう・・・

「参ったな・・」
杉浦の小さな呟きに麗の体が強張った。
もしかして、杉浦が後悔しているのかも?と思った麗は
「す・杉浦さん・・・もし嫌だったら・・・止めてもいいですから・・・」

「馬鹿・・・誤解するな、俺はもう止まらない・・・
お前を傷つけそうで怖いんだ・・・」
「ぼ・・僕は・・あなたが与える痛みなら・・・どんな事でも耐えられるから・・・」
叩かれ、抓られ、体に痣を作り続けた思春期の麗だった・・・

杉浦の胸にぐっと詰まるものがあった。
「・・麗・・・・お前を傷つけるつもるは無いが
慣れるまでは痛みが伴うかもしれない・・・
だが俺はそれでも、お前を抱きたい・・・いいか?」

その言葉が嬉しくて、麗の瞳からは新たな涙が零れる。
「・・はい・・・・抱いてください・・・」

その言葉に押されるように、杉浦の指が2本に増やされた。



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