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愛しい人へ 29 (R18) お知らせあり

 19, 2010 20:49
■18禁でお願いします。


「麗・・・お前から言ってくれ・・・」

『お前から言わないと、俺はもう指の先1本も動かせない・・・』

麗は濡れた瞳で下から見上げている。
「・・・僕から?・・・・・・」
「そうだ、お前が言うんだ・・」見詰め返す杉浦の瞳も熱い。

肩で大きく息を吸い、そして吐き出した。
それを何度か繰り返し、麗は覚悟を決めたように杉浦の目を見ながら

「・・・僕は・・・・僕は貴方が・・・・・・・」
「貴方が?」
「・・・・貴方が好きです・・・・・」
告白と同時に零れる麗の涙を指で拭いながら杉浦は
「麗、俺もお前が好きだ」と囁くように言った。

「?」麗が虚ろな瞳を見開いて杉浦の顔を見つめた。
「バカ何度も言わせるつもりか?俺もお前が好きだと言ってるんだ」
「・・・・・うそっ・・」麗の呟きに溜息を吐きながら
「何で嘘言う必要がある?証拠見せてやろうか?」

揶揄するように杉浦は立ち上がり羽織っていたバスローブを脱ぎ捨てた。
「!」麗の視線は自然と杉浦の雄に向かった。
そこには麗とは比べ物にならないような猛りを見せ勃ち上がった雄の印があった。

息を呑む麗の体を抱き上げ
「チッ、ここもキングサイズにするべきだったな」と呟きながらベッドルームに向かう。
これから行なわれるだろう事を想像して麗は杉浦の首にしがみ付いた。

麗の体は黒いシーツのキングベッドに降ろされた。
「・・・麗・・綺麗だ・・・」
黒のシーツに麗の白い裸体が浮かび上がり幻影的な雰囲気を醸し出していた。
麗はじっと見詰められてる事が急に恥ずかしくなり太股を摺り合わせた。

あの吸い付くような肌に触れたらきっと止まらなくなる
「麗、止めるなら今だぞ、嫌ならはっきり言え」
抱く方よりも抱かれる方が覚悟が要る事だ。
杉浦はじっと麗の口が開くのを待った。

「・・・す・・杉浦さん・・僕を・・抱いてください」やっと麗は言葉に出来た。
息を詰めて待っていた杉浦の雄がぐんと嵩を増したのを麗は見た
「あぁ・・・」麗の口からは期待と恐怖の混じった声が漏れる。

あの昂ぶりが自分の体に沈むのかと思うと覚悟したとはいえ怖い。
「・・や・・やさしくしてください・・」
「煽るな、優しく出来なくなるだろ」

杉浦は麗の負担にならないように覆い被さり、その唇に啄むような口付けを落とす。
「麗・・・お前は出会った時から特別だったんだ・・」
そう言って頬を撫で、又唇を寄せる。
「あぁ・・・貴方に逢えて僕は幸せです・・」
「そうか、もっともっと幸せにしてやるからな」

優しかった口付けは段々と激しいものに変わり麗を翻弄させる。
その唇が、耳たぶを甘く啄む、その舌先が耳の中までも蹂躙する。
「あぁ・・・」
首筋に優しく口付けされ麗が吐息を漏らす。

その甘い吐息に手招きされるように、杉浦の唇は麗の尖りを求め下りて行く。
杉浦はその舌先で舐めるように、麗の小さな尖りを転がす。
「あっ・・あぁ・・やっ・・」
乳首で感じる自分が恥ずかしくて、感じながらも拒んでしまう。

自分には豊かな乳房がある訳ではない・・・それなのに感じてしまうのが恥ずかしくて
「やっ・・・比べないで・・」
「比べるよ」その言葉に麗は打ちのめされる思いだったが
「麗の方がずっとイイ、麗の此処が一番いいよ」
そう言って、杉浦は再び麗の小さな尖りに舌を這わす。

「あぁぁ・・・」杉浦の指が触る所、唇が触れる所全部が感じてしまう。
「気持ちいい?」
聞きながらも両の指で麗の尖りを摘んで指先で捏ねている。
「あっ・・・ぁぁぁ・・・」
麗は気持ちイイと言葉にする事が凄く恥ずかしかった。

麗の態度で判っているものの、本人の口から聞きたい杉浦は、もう一度
「気持ちイイ?」と意地悪く尋ねながら、さっきより少し強く尖りを摘む。
「あぁぁ・・・あ・・イイです・・き・きもち・・イイ・・」
上気した頬で喘ぎながら答える麗が可愛くて
「良く言えたね」と口付けを又落とす。

杉浦が上体を起こし、麗の足の間に膝立ちしている。
少し高い位置から全身を舐めるように見られている麗は
「やっ・・・見ないで・・・」と小さな抵抗を見せた。
「どうして?こんなに綺麗で淫蕩なのに・・・麗の体をずっと見ていたい」

足を大きく広げられ、自分の昂ぶりの前に杉浦がいるのだ。
全部見られている・・・・
それだけで麗の体は強張り、そして小刻みに震える。

ビクン!麗の体が大きく揺れた。
杉浦の手が麗の昂ぶりに近い所の腿を撫でている。
「・・・麗・・痣一つない綺麗な肌だ・・・俺の手に吸い付くようだ」
杉浦の手が優しく麗の腿を上下する。

杉浦の手が中心に近づくと、麗は息を呑み、離れて行くと息を吐き出す。
それは麗にとって痺れるような拷問のような愛撫だった。

「あぁ・・・お・・おねがい・・・」
麗は自分の熱を解放したくて、杉浦に強請ってしまった。
「どうして欲しい?」
本当は杉浦だって余裕など無い、そのギリギリの所で踏ん張っていた。

麗の言葉で聞きたい・・・・
俺を求める言葉を聞きたい。

「さ・さわって・・ください・・・」言ってる傍から恥ずかしくて涙が溢れてくる。

杉浦の手が麗の昂ぶりを握り込んだ。
「あぁ・・・」
次の瞬間に麗の口からは悲鳴のような声が溢れた。
「やっ!やーっ!だめぇ・・・・そ・そんな・・・やっ・・・」
麗は自分の体が今まで経験したことの無い熱に包まれている事を感じ
そしてそれが杉浦の口腔だと判ると、身悶えして抗った。

「やっ!やぁぁぁ・・・・だ・・め・・・やあぁぁぁぁ・・・」
それでも杉浦は放そうとしない
「あっ・・あっ・・・ヤッ・・も・・おねが・・い・・でる・・から・・ぁぁ・・やああぁぁぁぁ」
麗の悲鳴と共に麗の猛りは解放され、白濁を放った。



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■お知らせ■

すみません新記事で上げると、そういう記事は村の人気記事でいつまでも残りやすいので
この場をお借りしまして・・・

えっと・・・すみません!!
税務署からの催促で、もう後がありません。
ちんたらしていたツケが回ってきたみたいです。
少し仕事に集中します。

こっちは本宅から記事をコピーしてきて修正なので上げられるのですが、
「永遠の誓い」の更新は少し難しそうです。

10日間の自宅謹慎を気にして下さってるのに申し訳御座いませんが、
2・3日は無理みたいです、申し訳御座いません。

この「愛しい人へ」はあと残す所3話ですので、明日には上げられる予定です。
ワガママ言いますが、よろしくお願い致します。

(この部分は後日削除いたします。)


☆クリスマス企画について

現在「この世の果てで」が殆ど書きあがっております。
現在4500文字くらいなのですが、5000文字くらいで抑えようと思っています。
もしかしたら、話を半分に分けない方がいいかもしれません(話の内容で)
一気に5000文字アップするかも・・・です。

今回こちらの番外には某絵師さまの「瀬田と拓海」のイラストが入る予定です。
私もとてもドキドキ楽しみです。
皆さまも待ってて下さいネ。


「雨の日に出逢って」こちらは現在2700文字くらいです。
通常私は2000文字を目安に書いています。
上の「愛しい人へ 29」がだいたい2200文字です。
でもまだ話の終わりが見えないので、もう少し長くなりそうです。

「僕の背に口付けを」は例の2500文字抹消事件以降書けてません^^;
プロットは頭の中にありますので、大丈夫です。

あと「俺姫」はまだ1文字も書いていませんが、大地が二人に贈るプレゼントだけは考えました。

「愛しい人へ」はここに移し終えたら考えますが、書き始めた頃から種は蒔いておりましたので
その辺りの話になるかと思います。


どちらにしろ、最終的にはあまーーいクリスマスナイトになる予定です。

話の最後に長文申し訳ないです。

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