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愛しい人へ 21(R18)

 17, 2010 10:36
18禁でお願いします。(軽めですが男女の絡みがございます)



足を大きく開きソープ嬢にフェラされながら、この女の項をただ見ていた。
流石にプロだからフェラは上手かった。
外から刺激を与えられたら普通の男だったら勿論反応してしまう。

「社長さーん、おおっきぃー」いい加減そう言う物言いは止めて欲しい、興覚めしてしまう。
「ほら上に乗って自分で挿れろ」面倒臭そうに杉浦が指示した。
女が上に跨ると、下から濃い目のピンク色した乳首を摘む。
「ああーん・・」女は、わざとらしい嬌声を上げる。

『麗の乳首は綺麗な桜色してたなぁ・・・』その思考を吹き飛ばすように
女の乳房をやわやわと揉んでみる。
「ああぁ・・気持ちいい・・」
手を這わせて尻を掴む、少し肌がざらついていた。
『麗の肌はもっと滑らかだ・・・』

自分が何故麗と女を比べてしまうのか判らず忌々し女の体を下から突き上げる。
「ああーーぁああ・・・・あっすごいぃー」
意識をこの女に集中しよとしても顔を見ると中々集中出来なくて
体を四つん這いにさせ、後ろから貫く。
白い背中が弓なりになり、腰を振る女の背中だけを見て集中させた。

目を瞑ると、そこに見えたのは麗の痣の消えた綺麗な白い背中だった。
その途端杉浦は女の中で射精してしまった。

女が一緒にと言うのを断ってひとりでシャワーを浴びて帰り仕度をする。
財布から無造作に札を抜き取って女に渡すと
「うわぁーありがとうございますぅ、又指名して下さいねぇー」
返事もせずに部屋を後にして支配人に軽く手を挙げてから店を出た。

射精はしたものの、何故かすっきりした気持ちになれずに、マンションに向かった。


マンションに戻ると麗は寝ているのか部屋の中は静かだった。
麗の部屋をそーっと開けて中の様子を伺うが
ベッドの小さい照明だけで他は真っ暗だ。
『あいつ見なかったのかな?』寝ている麗の顔を覗き込む。
「ふっ可愛い顔して寝てやがる」そう小さく呟いて、
麗のさくらんぼのような唇を親指でさっと撫でて部屋を出て行った。

杉浦の残り香がこの部屋にある物とは違うボディソープの匂いだった。
きっと女の人を抱いてきたんだ・・・・
そう思うと麗の胸は何故かきりっと痛くなった。
「嫌だ・・」言葉に出てしまい慌てて口を噤む。

『僕は・・・・汚い・・・・』
麗は出口の無い迷路に迷い込んだ気分だった。

こんな自分を杉浦に知られる訳にはいかなかった。
もし知られたら、此処には居られない。
杉浦に軽蔑されるのが一番怖かった。

そしてこの日をきっかけに麗は心に薄い仮面を被せた。





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