EDIT COMMENT Name Comment Title Mail Website 成虫の寿命が短く憐れで儚い蛍。それ故に珍重されて、昔から日本人に愛されてきました。 パッと咲いて散る春の風物詩[桜]と夏の風物詩[蛍狩り]。どちらもその期間の短さは共通するが、印象はやや違う。蛍のほうが、幻想的で儚げ。その蛍より人間の命のほうが、早く消え失せると誰が思うでしょう!? 私が中学生の時。祖母とまだ20代の若さの叔父が、虫籠に蛍をいれて持ってきてくれました。 はっきり覚えています。 叔父の濃紺の素晴らしい車が滑るように走り去っていきました。 次の日、学校から帰宅して聞いた驚愕の報せ!元々心臓の悪い祖母が、近所に住む祖母の姉の危篤の報せに、姉の屋敷へ走って行き、門前でバッタリ倒れ、亡くなってしまうなんて!! 仲良しの姉妹が同じ日に亡くなるなんて!2人で良く午後のティータイムをしていたのに!? 母と一緒に泣きながら、虫籠から蛍を逃がしました。 [蛍]と聞けば、毎年、必ず思い出す。 だから、何年たっても昨日のように思い出せます。 この『夏蛍』のお話は、希咲様の素晴らしいイラストと共に覚えていました。希咲様の[長身で端整な黒髪男性]と[茶髪で可憐な麗人]のカップルは、何故か心惹かれますね。大好きです! 深雪は名前に相応しく、北海道出身。 そして、一つ歳上の先輩の畠山は出雲の出身…。思う事あれど、語るまい。 ハッピーエンドのお話。 安心して読めますね。 鮫島って!…因幡の白兎の鰐(鮫)を連想してしまいました(笑)。 Password 管理者にだけ表示を許可する